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S&P500とNASDAQ100はどっち?リターン・暴落・選び方を比較【2026年版】

コツミラ|初心者向け お金と投資の学び

比較する軸は、業種の広さと、特定業種・銘柄への集中です。S&P500は金融を含む幅広い業種、NASDAQ100は大型非金融企業を対象とします。過去リターンや初心者という属性だけでどちらかを勧めず、投資範囲と資産全体の配分から考えます。どちらも株式への投資で、元本割れの可能性があります。

※本記事はプロモーションを含みます。一部リンクには広告が含まれますが、比較結果や結論は広告報酬を基準にしていません。指数データは各指数提供元・FREDの公開情報を使用し、コツミラ編集部が計算条件を明示して再計算しています。

30秒でわかる結論

  • 業種の範囲を比較:S&P500。約500社・金融を含む幅広い業種へ投資
  • 非金融企業への集中を比較:NASDAQ100。大型テック比率が高い一方、下落も大きくなりやすい
  • リスク:2022年の最大下落はS&P500が約25.4%、NASDAQ100が約35.6%(日次終値ベース)
  • 判断前に:近く使う資金は分け、さらに大きな下落や長い低迷にも家計が耐えられるか確認

S&P500とNASDAQ100、結局どっちがいい?

業種の範囲を広く取るか、非金融企業への集中を意図するかが一つの比較軸です。どちらかを選ぶ前に、使う時期、既存の資産との重複、下落時の家計への影響を確認します。

S&P500も米国大型株に集中する株価指数であり、元本保証ではありません。ただし、金融・ヘルスケア・資本財などを含む業種の広さはNASDAQ100より大きく、特定テーマへの偏りを抑えやすい構造です。

NASDAQ100は、Nasdaq市場に上場する大手非金融企業100社を対象とします。テクノロジー比率が高く、成長局面では強い一方、金利上昇や成長株の評価調整では下落が大きくなる可能性があります。

以下の下落率や回復期間は過去の特定期間の結果です。将来の最大損失や回復までの日数の上限を示すものではなく、さらに大きな下落や長い低迷もあり得ます。

S&P500とNASDAQ100の違いを比較

PCでは一覧表、スマートフォンではサービス別カードで表示します。過去リターンは2026年6月30日時点の10年年率トータルリターンです。

比較項目 S&P500 NASDAQ100
指数の特徴 米国大型株市場を代表する指数 Nasdaq上場の大型非金融企業を対象とする指数
構成銘柄数 500社(連動ETFの保有銘柄は504銘柄) 100社(株式クラスを含む証券数は102)
代表企業 NVIDIA、Apple、Microsoft、Amazon、Alphabetなど。金融・ヘルスケア企業も含む NVIDIA、Apple、Micron、Microsoft、AMD、Amazonなど
地域 米国企業 Nasdaq上場の米国内外企業
分散性 11業種へ分散。ただし米国大型株への集中は残る 金融を含まず、テクノロジーと成長株への集中度が高い
過去リターン 10年年率15.50% 10年年率22.33%
値動き NASDAQ100より相対的に小さい傾向 S&P500より大きくなりやすい
2022年の下落実績 2022年の最大下落は約25.4% 2022年の最大下落は約35.6%
確認するリスク 米国大型株への集中と株式市場全体の下落 非金融企業・特定業種への集中と株式市場全体の下落
向いている人 業種分散・継続しやすさを優先する人 大型テックの成長性を重視し、大きな下落にも耐えられる人

S&P500

特徴
米国大型株市場を代表
銘柄数
500社
地域
米国企業
分散性
11業種。ただし米国大型株に集中
過去10年
年率15.50%(トータルリターン)
値動き
NASDAQ100より相対的に小さい傾向
2022年下落
最大約25.4%
向く人
業種分散と続けやすさを優先する人

NASDAQ100

特徴
Nasdaq上場の大型非金融企業
銘柄数
100社
地域
Nasdaq上場の米国内外企業
分散性
テクノロジー・成長株に集中
過去10年
年率22.33%(トータルリターン)
値動き
S&P500より大きくなりやすい
2022年下落
最大約35.6%
向く人
大型テック重視で大幅下落に耐えられる人

出典:S&P Dow Jones Indices、iShares Core S&P 500 ETF、Nasdaq-100 Fact Sheet。過去の実績は将来を保証しません。

独自図解:2つの指数は「広さ」と「濃さ」が違う

重要な点は、両指数の上位銘柄がかなり重なることです。NVIDIA、Apple、Microsoft、Amazonなどは両方に含まれます。2本を半分ずつ持っても「米国株とテック株の重複」が増えるため、単純に銘柄数が600社へ広がるわけではありません。

過去リターンはNASDAQ100が上、ただし将来の答えではない

2026年6月30日時点の10年年率トータルリターンは、S&P500が15.50%、NASDAQ100が22.33%でした。大型テックが強かった10年間ではNASDAQ100が上回っています。

S&P500

15.50%

NASDAQ100

22.33%

ただし、この差だけでNASDAQ100を選ぶのは危険です。10年前の勝者が次の10年も勝つとは限りません。指数の構成、株価水準、金利環境が変われば結果も変わります。過去リターンは「結果」であり、購入後に耐える値動きの大きさまで示してくれる数字ではありません。

数値の条件:S&P500はIVV公式ページ掲載のベンチマーク・トータルリターン、NASDAQ100は公式Fact Sheetのトータルリターン指数を使用。いずれも2026年6月30日時点の10年年率。税金・為替・日本の投資信託の信託報酬は反映していません。

暴落比較:最大下落と回復までの期間

「NASDAQ100はいつでもS&P500より暴落に弱い」とは限りません。2020年のコロナショックではテック需要が追い風となり、NASDAQ100の下落は相対的に小さく、回復も早い結果でした。一方、金利上昇で成長株が売られた2022年はNASDAQ100の下落が大きくなりました。

局面 S&P500 NASDAQ100
2020年コロナショック 最大下落-33.9%
高値回復:2020年8月18日
高値から回復まで181日
最大下落-28.0%
高値回復:2020年6月5日
高値から回復まで107日
2022年金利上昇局面 最大下落-25.4%
高値回復:2024年1月19日
高値から回復まで746日
最大下落-35.6%
高値回復:2023年12月15日
高値から回復まで756日
初心者への影響 25~34%程度の下落でも売らずに続けられる積立額が必要 局面によって35%超の下落もあり、含み損への心理的負担が大きい

2020年コロナショック

S&P500
-33.9%、181日で高値回復
NASDAQ100
-28.0%、107日で高値回復
特徴
テック需要が追い風となりNASDAQ100が相対的に強かった

2022年金利上昇局面

S&P500
-25.4%、746日で高値回復
NASDAQ100
-35.6%、756日で高値回復
特徴
成長株の評価調整でNASDAQ100の下落が大きかった
コツミラ独自集計:FREDのS&P500日次終値とNASDAQ100日次終値から、各期間の直近高値に対する最大下落率と、同水準を初めて回復した日を計算。配当を含まない価格指数、営業日終値ベースです。

初心者が見るべきなのは「どちらが早く戻ったか」だけではありません。下落中に積立を止めたり、安値で売ったりせずに済む金額かが重要です。生活費とは別に余裕資金を確保し、下落しても継続できる積立額にしてください。

毎月1万円・3万円・5万円を20年積み立てるシミュレーション

ここでは指数の将来リターンを予想せず、年利3%・5%・7%が一定で続いたと仮定して積立額の差を比較します。3%は慎重、5%は中間、7%は高めの試算条件として読み、S&P500やNASDAQ100の将来リターンと同一視しないでください。

毎月の積立額 元本 年利3% 年利5% 年利7%
1万円 240万円 約328.3万円 約411.0万円 約520.9万円
3万円 720万円 約984.9万円 約1,233.1万円 約1,562.8万円
5万円 1,200万円 約1,641.5万円 約2,055.2万円 約2,604.6万円

毎月1万円

元本
240万円
年利3%
約328.3万円
年利5%
約411.0万円
年利7%
約520.9万円

毎月3万円

元本
720万円
年利3%
約984.9万円
年利5%
約1,233.1万円
年利7%
約1,562.8万円

毎月5万円

元本
1,200万円
年利3%
約1,641.5万円
年利5%
約2,055.2万円
年利7%
約2,604.6万円

図解:毎月3万円では利回り差が20年後に大きくなる

年利3%約985万円
年利5%約1,233万円
年利7%約1,563万円

シミュレーションの読み取り方

  • 積立額の差はそのまま3倍・5倍:同じ利回りなら、月3万円は月1万円の約3倍になります。
  • 利回り差は時間とともに拡大:月3万円では年利3%と7%の差が20年後に約578万円になります。
  • 高い利回りには高いリスクが伴う:7%を前提に無理な積立計画を立てないことが重要です。
  • 実際の運用は一直線ではない:暴落・回復を繰り返し、税金・信託報酬・為替で結果が変わります。
計算条件:毎月末に一定額を積み立て、年利を12で割った月利で複利運用。期間20年(240回)、税金・手数料・為替変動は考慮しない概算です。金融庁の資産形成の基本も、長期・積立・分散投資の考え方を案内しています。

家計に合う積立額は、新NISAで毎月いくら積み立てるかも参考にしてください。

独自図解:どちらを選ぶべきか判断フロー

STEP 1 30%前後の含み損でも積立を続けられますか?
いいえ
どちらかを選ぶ前に、積立額を下げる・現金を確保する・株式以外も含めることを検討
はい
STEP 2へ
STEP 2 金融を含む幅広い業種と、テック集中のどちらを望みますか?
幅広い業種
S&P500が比較候補
大型テックへ集中
NASDAQ100が比較候補
STEP 3 過去リターンが逆転しても方針を変えずに続けられますか?
直近の成績で頻繁に乗り換えたくなる場合は、購入理由と許容する資産配分を先に記録します。指数を替えるだけで、この行動上の問題が解消するわけではありません。

年代・目的別の考え方

年代だけで商品は決まりません。使う時期、生活防衛資金、収入の安定性、下落への耐性を合わせて考えます。

20代住宅・進学・転職などで使う時期を確認します。長い運用期間を取れる場合でも、年齢だけで商品は決まらず、投資範囲と損失を受け止められる金額から比較します。
30代住宅・教育費など近い支出を現金で分けたうえで判断します。証券口座だけでなく家計全体の現金・投資の配分を確認し、指数名だけで中心商品を決めません。
40代使う時期までの年数を確認。高リターン狙いでNASDAQ100へ偏りすぎず、積立額と現金比率を合わせて管理。
50代近く使う資金を株式指数へ集中させないことが優先。株式を持つ場合も、NASDAQ100への集中より資産全体の分散を確認。
投資初心者まず両指数の対象企業・業種・地域を確認します。初心者であること自体は、特定指数を選ぶ根拠にはなりません。
リターン重視NASDAQ100が比較候補。ただし2022年級の35%前後の下落を想定。
値動きを抑えたいどちらも株式指数であり、大きく下がる可能性があります。指数間の比較に加え、現金等を含む資産全体の配分を確認します。
米国以外も分散S&P500とNASDAQ100はいずれも米国市場の影響が大きいため、オルカンとS&P500の比較も確認。

よくある3つの失敗

NASDAQ100だけを「最強」と考える

直近の高リターンだけで100%集中すると、成長株が不調な局面で資産全体が大きく下がります。指数名が100でも、上位銘柄とテクノロジーへの集中は強い点を理解してください。

値動きの大きさを確認せず積立額を決める

下落率が同じでも、月1万円と月5万円では含み損の金額が違います。下落時に売らずに済む金額から始めることが、指数選び以上に重要です。

過去リターンだけで乗り換える

上がった指数を後から買い、下がると別の商品へ移る行動は、高値買い・安値売りにつながりやすくなります。「なぜこの指数を持つのか」を言葉にしてから選びましょう。

投資信託を決めてから証券会社を選ぶ

S&P500かNASDAQ100かの方向性が決まったら、次は連動する投資信託の信託報酬・純資産・ベンチマークを確認し、その商品を扱う証券会社を比較します。

1

投資信託を比較

指数、信託報酬、純資産、運用実績を確認します。

新NISAのおすすめ投資信託を見る

2

証券会社を比較

取扱商品、積立設定、ポイント、サポートを確認します。

新NISAの証券会社を比較する

新NISA自体が初めてなら、新NISAを始める手順から確認してください。

S&P500とNASDAQ100のよくある質問

初心者はS&P500とNASDAQ100のどちらがいいですか?

初心者という属性だけでは決まりません。金融を含む業種の広さを確認したい場合はS&P500、大型非金融企業への集中を意図する場合はNASDAQ100の構成を比較します。どちらも大きく下落する可能性があり、使う時期と資産全体の配分を先に確認してください。

S&P500とNASDAQ100を両方買う意味はありますか?

大型テックの比率を意図的に上げたい場合には意味があります。ただし上位銘柄の重複が大きく、地域分散や業種分散が大幅に増えるわけではありません。

NASDAQ100は危険ですか?

危険と一括りにはできませんが、S&P500より銘柄数が少なく、テクノロジーと成長株への集中が強い指数です。2022年には日次終値ベースで最大約35.6%下落しました。

NASDAQ100の方が将来もリターンは高いですか?

保証されません。2026年6月末までの過去10年ではNASDAQ100が上回りましたが、金利・企業業績・株価水準によって今後の結果は変わります。

S&P500だけで十分ですか?

米国大型株へ投資する目的なら1本でも管理できます。ただし米国以外の国や債券には分散されません。資産全体の目的に合わせて判断してください。

毎月いくら積み立てればよいですか?

全員に共通する正解はありません。生活防衛資金と近く使うお金を分け、30%程度下落しても売らずに続けられる金額を検討してください。

途中でS&P500からNASDAQ100へ変更してもよいですか?

変更はできますが、直近の成績だけで頻繁に乗り換えると高値で追いかける原因になります。変更理由、資産配分、売却に伴う税制上の扱いを確認してください。

確認した一次情報と計算方法

公式情報の確認日:2026年7月24日。指数構成・比率・リターンは変動します。暴落比較はFREDの配当を含まない日次価格指数、積立シミュレーションは一定利回りの仮定に基づく概算です。

まとめ:迷ったら「高リターン」より「続けられる方」

  • S&P500:約500社・11業種を対象。米国大型株への集中は残る
  • NASDAQ100:大型非金融100社。テック成長を取り込みやすい一方、集中と値動きが大きい
  • 過去10年:NASDAQ100が上回ったが、将来の優位を保証しない
  • 暴落:局面により強弱は変わる。2022年はNASDAQ100の下落が大きかった
  • 選び方:過去の下落率を損失の上限と考えず、さらに大きな下落や長い低迷への備えを確認する

業種を広く含むことを重視するか、非金融企業への集中を意図するかを、既に持っている資産と合わせて考えてください。過去の高リターンや年齢だけで優劣は決まりません。近く使うお金を分け、投資を保留する選択肢も含めて判断します。

免責事項:本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品や投資行動を推奨するものではありません。投資には元本割れ、価格変動、為替変動等のリスクがあります。過去の実績・シミュレーションは将来の成果を保証しません。最新情報は指数提供元、金融庁、運用会社の交付目論見書をご確認のうえ、最終判断はご自身で行ってください。

この記事を書いた人:高橋 恒一

コツミラ運営者・記事制作責任者。会社員として働きながら、新NISA・インデックス投資を中心に長期・積立・分散を実践しています。金融庁などの一次情報と各社公式情報を優先し、AIを補助的に使用する場合も内容を確認・編集して公開します。金融資格者・投資助言業者ではありません。 運営者情報・編集ポリシー

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